闘う競輪記者・町田洋一の「今日のマッチーレース」vol.4 ~GGP振り返り&12月29日・静岡S級&YGP前日予想~

昨日の前橋ミッドの売り上げも抜群。拙い解説であったが、少しでも売り上げに貢献出来たら大満足。
ほとんど寝ずに、静岡記念の現地で取材。こうして、今年もほとんどのG1レースを取材出来ている事にも感謝。
S級の準決勝とヤンググランプリの予想を出しますが、まずは、ガールズグランプリ出場の選手の勝因敗因から。

高木真備(優勝)
ビッグで結果が出てなかったし、夢の大舞台でやっと勝つ事が出来ました(笑顔)。
まずは、練習で面倒を見てもらっている高木隆弘さんに感謝したい。デビューして2年目ぐらいからだから、もう5年以上、世話になっている。
気持ちの面と技術面の指導で、今の私があるのは高木さんのおかげ。一番大きなレースで私の大好きなピンク色の自転車で勝つ事が出来た。
自転車も喜んでくれていると思う。来年からも、大きなところで勝って、またグランプリで勝ちたい。
優勝賞金の使い道は、お世話になっている人達へのお礼。副賞の車は、まだ現実感がないので分からないですね。

小林莉子(2着)
自力では厳しいと思っていたし、ゴール前勝負だと思っていた。とにかく真備が強かったし、最初の一歩目で捲ってしまうと思った。
後ろに碧衣の気配を感じたけど、捲って来れる掛かりではなかった。位置も展開も最高だったけど、あれで差せないのが現状の脚。

児玉碧衣(3着)
真生の先行を考えていたし優香さんの先行は頭になかった。
競輪に絶対の展開はないし、これを機会に、色々な展開のバリエーションを考えて行かないと。
敗因は分かっているので、人の動きをアテにせず、自分の力とタイミングで行かないと。
感触は良かったので来年から3連覇、4連覇を目指していく。
レースも悔しいけど、高級時計を買えなくなったのが、もっと悔しいです(笑)。色々と有り難うございました!

坂口楓華(4着)
とにかく自分と次元が違う事を肌で感じた。私には、あのレースは表現出来ない。
女王が変わる瞬間を間近で見る事が出来て、魂が揺さぶられた。

小林優香(5着)
逃げる勇気を持てた事は良かったけど、出てから流しすぎたかも。自分でレースを動かせたけど、捲られているので。
また、明日から練習をやります!新年一発目は正月の地元小倉ミッドなので、そこから新たにスタートしたい。

尾方真生(6着)
最終2センターから駆ける予定だったけど、思った以上に優香さんの仕掛けが早かった。
もっとスローな展開になると思っていたし考えが甘かった。それで、何もやれなかったですね。初の大舞台だったけど緊張はしなかったし楽しく走れた。

石井寛子(7着)
(丁度、中野浩一氏が通りかかり)中野さんみたいに上手く行かないですよ(笑)。
優香の番手に入ったけど、その後、どうすれば良かったのかな。気がついた時は、真備が捲ってきた。今日に関して言えば、完全に力負けです。

≪12月29日 静岡S級&YGP前日予想≫
8レース
初日特選を諸橋愛とワンツーを決めた森田優弥が駆けやすいメンバー。山田英明、川口聖二、三谷竜生の早駆けがないと判断。
仮に川口がスイッチ入ったとしても、森田の機動力が上。車番も1番車のメリットがあり鈴木竜士とのワンツー❶❾❻、❶❾❷、❶❾❸、❶❾❼、❾❶❷、❾❶❼。

9レース
完全なる地元番組。初日の渡邉雄太は中団を取っただけですが、一旦切った事は評価出来ます。
悩んでいた渡部幸訓も最終的に地元勢の後ろで3車で結束。岡村潤とのワンツー➎❶❾と❶➎❾。

10レース
吉田有希の話しの面白さは有名。兄の拓矢は寡黙だし、兄弟と言っても別人ぐらいの違い。
初日は初の9車でしたが「一番前を走っていたから7車と9車の違いが分からなかった」と謎のコメント。
番手は仕事人の諸橋愛でワンツー決着です。❹❾❼、❹❾❶、❹❾❸、❹❾❷。

11レース
全員が自力選手だし激しい流れ。並びは町田太我に石原颯。関東は坂井洋に佐々木悠葵。北日本は昨年と逆並びで高橋晋也に小原佑太。
寺崎浩平、山口拳矢、伊藤颯馬は、それぞれ単騎です。逃げるのは町田。他の選手は狙いに行きそうで、山口拳矢は骨折明けで割引きが必要です。
群馬応援車券で佐々木の❼から手広く流したいと思います。

今日のマッチーレースVol.4

町田洋一記者

町田洋一記者

基本は闘うフリーの記者。プロデューサー、アオケイ・企画開発パブリストの肩書きも持つ。 自称グルメでお酒をこよなく愛す。毒のある呟きをモットーにして、深夜の戯言も好評を得ている。 54歳、独身で84歳の母親と二人暮らし。 実態はギャンブルにやられ、心がすさみ、やさぐれている哀しき中年男である。