平山信一の「今日のひとりごと。」vol.94

平山です。新年度が始まりました。今年度もよろしくお願いします。

前橋競輪の今年度初開催はミッドナイト開催、「ウィンチケットミッドナイト競輪」です。
今回は地元の青木亮太選手に話を聞きました。
青木選手は選手会群馬支部の技能訓練員をつとめています。
技能訓練員とは?が今回のテーマです。

-まず、なんでこんな写真になったのですか(笑)。
青木選手(以下、青):
花粉症デビューしちゃったんですよ(笑)。こんなつらいとは思わなかった。あとケガもしたりで今年は踏んだり蹴ったりです。

-さて、本題ですが・・・技能訓練員って何をするんですか?
青:
月に2回、支部訓練がドームであるのですがその担当です。タイムを測定したり・・・

-コーチみたいな感じですか?
青:
そんな感じですね。支部訓練の時は自分は自転車に乗らないので。その代わりバイクに乗ってます。

-ドームのバイク誘導、何度か見ましたが、かなり迫力ありますね。
青:
乗ってる側は怖いですよ(笑)。カントが急なので。あとこの時期はドームなのに寒い!
お客さんが入っていない朝はドームに暖房も入っていないので、一枚着こんでいます。
安全にも気を使いますね。ついてくる選手とバイクをハウスさせちゃいけないので、引っ張るときは慎重に操縦しています。ドーム内を走るだけなら免許は必要ないのですが、一応と思ってバイクの中型免許を取りに行きました。

-バイク誘導、どれくらいスピード出ているんですか?
青:
自分は70キロが限界ですね。80キロくらいになると、バイクの右側がバンクにかすりそうになるんですよ。
ただ70キロだと泰正(小林泰正選手)や佐々木(悠葵選手)はついてきちゃうんですよ。なので二人がつく時は、車間を切ってますね。

-前に河内桜雪選手を引っ張ているのを見ました。
青:
河内選手もすごいですよ。男子と違って、最初の周回はゆっくりスピードを上げてますが、70キロくらいなら平気でついてきますね。

-篠田幸希選手や浮島知稀選手も出てきて、青木選手から見ても楽しみじゃないですか?
青:
連携なかったんですよ。二人ともすぐに上に上がっちゃって、残念でした(笑)。
でも、群馬も若い選手が出てきても一人ずつとかじゃないですか。一気に三人、四人って出てきたらもっと強くなると思いますね。

ドームのバイク誘導、非開催日で場外発売がある日の朝一番に来れば見られるかもしれません。
バイクの爆音が響くド迫力の練習風景ですので、ぜひ見に来てほしいです。

平山信一ブログvol.94

平山信一

平山信一

千葉県産千葉県育ち。2012年よりひょんなきっかけで前橋競輪実況を担当。スポーツ観戦が趣味。特に相撲と千葉ロッテとアイスホッケーに関しては語らせたら止まらない。家に猫3匹。