日本競輪選手養成所127回・128回群馬候補生スペシャルインタビュー

青木勇さん
2025.03.12
2025年3月4日(火)・5日(水)、静岡競輪場にて『日本競輪選手養成所 第127回生・第128回生 卒業記念レース』が行われ、開催終了後、青木勇元選手(群馬・40期)が群馬候補生のおふたり(関口朗斗さん・千葉捺美さん)にインタビューを行いました。
【青木】先ずは卒記レース、お疲れ様でした!二人とも、振り返ってみてどうだった?
【関口】初戦で失格してしまいました…。大きく動いた訳ではないですが、まず3コーナーであの位置にいてしまったのが良くなかったな、と。もっと有利な場所で戦わないといけなかったと反省しています。
【千葉】予選1、2回戦はとにかく着を狙って位置取りを大切にしました。
狙い通り良い番手に回れて、決勝にも乗れましたが、決勝はただただ、自分の気持ちが弱く終始後方で…。
最終2センターで思い切りハスった時、頭が真っ白になって視野が狭くなり、良いコースが空いていたのにそこをつけず、結果4着で。
レース経験、展開読み…全ての面で1〜3着の人たちより劣っていた結果だと思います。でも、目標にしていた決勝に乗れたことは少し自信になりました!!
-話を聞いて、急にスイッチが入った勇さん。温かくも熱い指導が暫く続き…
【青木】…という訳で、1年間の養成所生活、ご苦労様でした!俺らの時代(競輪学校)とだいぶ違うと思うけど、辛かった思い出とかあったりする?
【関口】う~ん、自分は細かくスケジュール通りに動かなければいけないのが大変でしたね。
【千葉】私は毎日、4階の部屋に階段で行ったり来たりしなければいけなかった事ですかね~笑
【青木】そうかぁ。名物・登坂訓練とか、今はなくなっちゃったしね。
【関口】日々淡々と訓練に励んで、気付いたらあっという間に卒業、って感じですね。
【青木】卒業したらやりたい事とかある?これまでのストレス発散的な。
【関口】旅行がしたいです。まずは国内旅行!ゆくゆくは韓国に行ってみたいですね。
【千葉】私は夏帰省・冬帰省で適度に帰れてたと感じているので、溜まった鬱憤を晴らしたい!とかは今は特に無いですね~
【青木】俺らの時代と違って、校則も少し緩和されてるのかな~。でも、充実した養成所生活を送れたようで何よりです!
【青木】それでこれから5月にデビュー戦な訳だけど、どんな選手になりたいとか、理想像はあるの?
【関口】自分は清水裕友選手(山口・105期)や新山響平選手(青森・107期)のような、力強い選手になりたいです!
【千葉】私は奥井迪選手(東京・106期)や梅川風子選手(東京・112期)のような選手になりたい。他の自力選手がいない時は、自分で動ける選手になりたいですね。
【青木】最後に、今誰かに感謝を伝えるとしたら、誰に一番伝えたい?
【関口】1番感謝したいのは父です。帰省の時なども、毎回送迎などをしてくれました。
【千葉】私はまず、この年になってチャレンジを応援してくれた両親・祖父母です。
本来なら結婚して落ち着くべき年齢のときに、怪我がつきものの競輪に行くと伝えたとき「あなたが決めたことなら応援する」と背中を押してくれました。
色々な思いがあったと思うのですが、自分の意思を尊重してもらえたことが素直に嬉しかったですし、少しでも長く選手を続けたいという覚悟が決まった瞬間です。
両親・祖父母以外にも感謝を伝えたい人が多くいて(汗)
元職場の方々にも両親たちと同じくらい感謝したいです。元上司たちの理解がなかったら、今の立場はないと思うので、心の底から感謝してます。
【青木】あの~…俺への感謝は?
【関口】【千葉】勿論です!(笑)
2025年3月27日(木)、第12回 施設整備等協賛競輪in前橋『桜花爛漫!まえばし春風賞(GⅢ)』第6R発売中、2F正面特設ステージでおふたりの新人紹介を行います。
皆様のご来場、心よりお待ちしております!
選手OB(群馬支部40期)。現在、GTR(群馬トレーニングレーサーズ)プロジェクトの専属コーチを務める。 趣味は麻雀・ゴルフ。