平山信一の「今日のひとりごと。」vol.8
平山信一
2020.11.20
11月15日(日)~11月30日(月)大型映像入替工事を行います、上記開催期間中は大型映像を表示できません。
ご来場のお客様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご了承のほどよろしくお願いいたします。
~~~以上、前橋競輪オフィシャルサイトより~~~
実況の平山です。
そうなのです。ただいま大型映像装置に足場が組まれています。ご不便をおかけします。
ということは、走っている選手も映像が見られません。
ん?選手はレース中に映像を見ているのだろうか?これは聞いてみるしかない!
ということで地元選手に本音を聞いてきました。
◎見る派◎
某ベテラン選手の証言
「全体の並びやレースが動き出しそうなところで見ますね。しっかりは見られないんで、風景の一部としてチラッと。前橋の場合は3コーナー奥の映像がちょうどいいところにあるんですよ。先行の番手の展開だと後ろから来そうな選手をチラッと。」
某S級選手の証言
「一本棒が崩れておさえに行くところは見ます。
ただ、映像にタイムラグがあるところは見ないです。前橋はどうなるんですか?(更新でタイムラグが出ます。)ああー、そうなんですかぁ・・・。」
×見ない派×
某S級選手の証言
「全く見ません。リアルタイムの映像じゃないし、目視しないと。必ず自分の目で後ろを見ます。」
某自力選手の証言
「見ないですね。自分は動くポイントが決まっているので。デビューしたての時はソワソワしていたので(笑)、見たり見なかったり。でも最近は全然ですね。」
選手によってやはり違うんですね・・・。
今後、映像のデジタル化がさらに進んでいってタイムラグが生まれると、ビジョンを見ない選手が増えていきそうです。
ちなみに私は「使えるものは全部使え」教の信者ですので映像も見ながら仕事しています。
ただ、デジタル映像ではどこも2秒のタイムラグが生じます。なので、実況席には「リアルタイムの映像が欲しい!!」とダダをこねてアナログ化した映像を送ってもらっています。日頃譲りっぱなしのいい人ですが、ここだけは絶対に譲りません。
ということでリニューアルされるビジョンもぜひご注目を!
千葉県産千葉県育ち。2012年よりひょんなきっかけで前橋競輪実況を担当。スポーツ観戦が趣味。特に相撲と千葉ロッテとアイスホッケーに関しては語らせたら止まらない。家に猫3匹。